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スポーツバイク・ハイロード
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作成2008/04/17 加筆2008/04/21 |
このところ当店ハイロードが大いに注目していた、乗り手のパワーを測定する(パワーメーター)タイプのサイクロコンピューター「iBike Pro」(アイバイク・プロ)が★超特価★で入荷してきました。
(正規輸入品なので日本語マニュアル完備。保証も効くので安心です。)
モデル:「iBike Pro with cadence」
ホワイト・26φハンドルマウントタイプ・定価¥71,400−税込
(有線タイプ、心拍機能なしです)
今回の特価(あまりに安すぎるので他店さんに迷惑になりかねないのでここには掲載できません。どうぞお問い合わせください。)限定極少量です。
(4/21加筆)このモデルはハンドルマウントだし、心拍測定機能がない初級モデルなのですが、いずれ国内でも発売予定の「アップグレードキット(仮称)」を購入し、ファームウェアをホームページからダウンロード&インストールしさえすれば、★ワイヤレス化、★室内トレーナーとの連携、★心拍測定機能、といった最新モデルの機能をすべて追加することができます。「アップグレードキット(仮称)」の予価は未定ですが、今回の特価メーターとの購入総額で見ると最初から上級機種を買うのと大差ない(あるいは割安かも?)というレベルと推測されます。またこのキットはすでに本国では発売されているようです。
ということは、
○最上級機種の機能に興味はあるが、いきなり10万円をお試しで投資するのはためらわれる、
○すでに心拍計は持っているので別装備でもかまわない、
○アップグレードの作業がとくに面倒と感じない、
というような方には今回の特価モデルは大きなチャンスかと思います。
野球なら打率があり、ゴルフならスコアがあります。こういった「数値化された競技者の能力指標」として自転車でもっとも有効なもの、それがパワー(ワットW)なのです。
(1)競技者にとって・・・
選手の能力は通常の種目ではゴールタイムや順位では計測・比較できません。そこでパワーを計測することにより、パワー単体またはパワーと全備重量との比率(パワーウェイトレシオ)によって選手の強さを正確に把握・比較することが可能になります。
●(目標設定機能)自己およびライバルのパワーを把握することによって、現実的に実現可能な、目標となる競技会や順位成績をより正確に決定することができます。
●(コース解析機能)ロードレースでは競技会の行われるコースがどのような勾配で、勝負所ではどのようなスピードを維持しなければならないのかという情報(レースプロファイル)を収集できれば、ここから必要な発揮パワーを推定することができ、それをトレーニング目標として設定することができます。
●(トレーニングの効率化機能)設定した目標達成に必要なパワーに応じて、日々のトレーニングの強度・回数・頻度をより精密に=効率的に設定することができます。自転車で行うトレーニングであればトレーニング中のパワーを追跡することでトレーニング内容を最適に保つことができます。また、実際に発揮できたパワーを追跡することでオーバートレーニングなどの兆候を早期に発見してトレーニング内容を柔軟に制御する=効率化することができます。
(2)ホビーサイクリストにとって・・・
いつものコースを同じタイムで走っても、その日の風の強さや向きなどにより実際の「コースのきつさ」は日々一定ではありません。はじめての場所や様々なコースを走るのならばなおさらのことです。
従来この「きつさ」を測定し「がんばりすぎ」を防止するには「心拍計」が利用されてきました。確かに心拍数は乗り手の身体に掛かっている負担をかなり正確に反映する指標といえます。ですが、その負担が「ペダル回転数が高すぎるからなのか、ゆうべ夜更かしして疲れているからなのか」、そういったことは心拍数からは読みとることはできません。
そこでより客観的な指標として、「自転車を走らせるということについていまどれだけの力を出せているのか」を測定把握することにはおおいに意義があるのです。
たとえば自分が普段無理なく発揮できるパワーを把握していれば、コースが困難であれば速度を落として発揮するパワーを抑えることでがんばりすぎを予防できるでしょう。また、いつもと同様にがんばっているつもりでもパワーが出ないというときには、隠れた体調の低下があるのかもしれません。こういったことは怪我や病気を防ぎ、運動で健康を増進するという観点からはとても大事なことです。
またパワーを継続的に追跡していけば、トレーニングするに従って自分の進歩が数値ではっきりとあらわされますから、大いに励みになります。
iBike Proは自転車の速度・道路の勾配・風速、この3つのデータをもとにパワーを計ります。競合品のパワーメーターはクランクやハブがペダリングパワーによってねじれるその歪みを測定するものがほとんどです。これらは精度が高いですが価格も高く(だいたい20万円以上)、また取り付けに際して自転車の心臓部に組み込む必要があります。
iBike Proはこうした使い勝手の悪さを克服した、手軽なパワーメーターです。
iBike Proは研究目的などで使用される他社モデルと比較したときに精度が低いといわれることがあります。とくにスタートダッシュなどの突発的なパワーの測定は苦手のようです。しかし、ある程度の時間ないし距離を走行した平均パワー(乗り手の能力やトレーニングの質の判断ではこれが重要です)については、ある程度の精度が確保できているようです。
当店ハイロードでは店長青山も1台実際に使用してみて、使い勝手やメリット・デメリットの情報を発信して行く計画です。
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