東京品川・武蔵小山のスポーツバイクショップ、スポーツバイク・ハイロードです。バイクフィッティング、インソール成形、イベント参加などご相談ください! |
|
|
スポーツバイク・ハイロード
パワーメーター「iBike」コーナー#23
新型「iBike NEWTON」を発売!
|
作成2012/12/13
更新2013/01/24(価格変更) |
現在国内で取り扱いのなくなっているiBikeシリーズですが、当店では6月の本国発売以来最新モデル「NEWTON」を使用してテストを重ねてきました。このほどサポート体制にもめどがついたので、当店の独自輸入というルートで最新モデル「NEWTON」および「NEWTON+」を販売いたします。
★iBikeとは?当店iBike特設コーナートップはこちら(別ウィンドウにて)
1)パワーメーターiBike最新型、「iBike NEWTON」
【NEWTONの長所】
- 超小型かつ超軽量
- 他社パワーメーター製品の1/2〜1/3程度の手頃な価格
- クランクやハブといった自転車の構成部品を交換せずに後付けできる
- 複数のバイクの間で使い回しが簡単
- 本体の表示や専用パソコンソフトウェアの使用方法が簡明で使いやすい
【NEWTONの欠点】
- ローラー台を使ったトレーニングで正確な測定ができない(空気抵抗がないため)
- 水に弱い(風速センサーに外気導入口があるため容易に浸水します。メーカーは防水とうたっていますが当店ハイロードでは浸水による不具合は保証致しません)
- 内蔵バッテリーの交換ができない(メーカーの対応は未定ですが、バッテリーの寿命がそのまま製品寿命となると思われます)
- NEWTON本体も合わせて使うパソコンソフトウェア「アイザック」も非常に多機能で奥が深いため、すべての機能を使いこなそうとするのはかなり困難
【旧モデルからの主な変更点】
- 旧モデルではワイアレス通信機能がマウントに内蔵されており本体と別になっていたが、NEWTONはワイアレス機能を本体に収納しスマートで軽量になった。
- 旧モデルはボタン電池CR2032で駆動され、とりわけ低温状況にバッテリー寿命が短いことが問題だったが、NEWTONではUSB充電バッテリーが内蔵され、駆動時間が延びた。この点は冬になってはっきり恩恵を感じています。少なくとも丸一日程度のサイクリングでは全く支障ないであろうと思われます。
- 旧モデルでは毎日の調整として風速センサーをその日の気候に馴化させる「ウィンドキャリブレーション」が必要だったが、NEWTONではセンサーの高性能化によりこれが原則として不要になった。
- 風速、勾配=加速度、気圧などの内蔵センサーがデジタルセンサーに一新され、各データの測定精度が向上した。とりわけ風速センサーは目に見える程度に性能が向上している。
【NEWTONとNEWTON+】
NEWTON+はNEWTONの上位バージョンで、旧モデルのiAeroと同等の機能を有します。以下の3つの上位機能を備えています。詳細は当店過去記事を参照ください(別ウィンドウにて)。
- インドアトレーナー機能を標準装備(NEWTONでは別売りとなる)
- 「スナップショットCdA」。足を止めて滑走しているときのデータからその場でその姿勢におけるCdA値(空気抵抗の基礎となる値)を表示してくれる。簡易な風洞実験類似の機能。
- 「コンティニュアスCdA」。パワータップなど他社のパワーメーターと同時に搭載使用することで、走行中の姿勢変化によるCdA値の変化を検証できるようになる機能(他社のパワーメーターは別売りです)。
(本体カラーは白と黒が選べる)
【主な仕様】
- 本体重量 71g (マウント、センサー類、心拍測定バンドなどを除く実測値)
- バッテリー性能
駆動時間:公称40時間 (ハイロード青山の実験では20時間以上)
充電可能回数:公称300回
満充電時間:約2時間(給電側USBポートの性能による)
- 記録(ログ)可能時間 公称20〜40時間(1秒毎記録時) / 100〜200時間(5秒毎記録時)
※上級機NEWTON+ではメモリ容量が上記の2倍となる。
【取り扱い上の注意】
- NEWTONは精密電子機器です。落下や打撃・化学薬品への暴露などをさけ慎重に扱ってください。雨の際は直ちにビニール袋で覆うなど浸水対策を励行してください。
- NEWTONは予期せぬ動作条件によって表示が固まって動かなくなる可能性があります(フリーズ現象)。NEWTONがフリーズした場合、以下の方法で「ハードリセット」することで再起動することができます。
【サークルボタンの左・中央・右・下の4つの部位を同時に押す】
ハードリセットするとそのとき記録の途中だった走行データは消えてしまいます(すでに終了して安全な領域に格納されている過去の走行記録は影響されません)。また日時設定データが消えてしまいます。しかしそれ以外のプロファイルなどのデータはすべて保存されます。
2)販売の詳細
パワーメーターとしては信じられないほどの廉価です。本国に直接お客さんがオーダーした場合のコスト(国際送料など)に当店独自の日本語マニュアルおよびサポートの価値をプラスして価格を設定いたしました。
iBikeNEWTON基本パッケージ【取り寄せ】
NEWTON(白または黒) 税込58,000円
NEWTON+(白または黒) 税込66,000円
※(2013/01/24)急激な円安の進行に伴い、残念ながら価格を改訂させていただきました。
- 内容物: NEWTON本体、可変マウント、USBケーブル、当店特製日本語マニュアル、ワイヤレススピード&ケイデンスセンサー(一体式)
付属しないもの: 心拍バンド、ソフトウェアCDなど (英文マニュアルは最新ソフトウェアのヘルプに入っています)
- 【オプション】心拍バンド、インドアトレーナーオプションやリモートウィンドセンサー、予備のマウントなどといったオプションを同時に注文いただくこともできます。価格はその都度お見積もりいたします。オプションについては本国ウェブサイトでご確認ください。こちらからどうぞ(別ウィンドウにて)。
- 【万全の納品体制】当店で販売するiBikeシリーズは全品シリアル番号を確認、初期動作を確認して最新のファームウェアを搭載(頻繁に更新されています。現在バージョンは2.1.8(OS218)です)、さらにペアリングが必要なセンサー類は可能な限りペアリング済みの状態で納品します。
- 【特製延長マウント・限定提供】付属のマウントは「可変マウント」ですが、ご希望の方には税込4000円にてハイロード特製延長マウント(下写真)を追加でお付けします(数量限定)。
- 【保証について】販売にあたっての保証など詳細についてはこちらもご覧ください(PDF。別ウィンドウにて)。
※【パッケージ内容にご注意】以下の2点にご注意ください。
- ニュートンのセット販売では心拍バンドが標準付属されないことになりました。iBikeやGIRMINなどANT+規格の心拍バンドをお持ちでない方が心拍データを記録表示したい場合は、iBike正規オプションの心拍バンド(60ドル。約5千円)を同時にご注文なさることをお勧めします。価格は都度お見積もりいたします。
- ニュートンのデータをパソコンで解析するためのソフトウェア「アイザックIsaac」は、従来のようにCDで提供されるのではなく、メーカーサイトからお客さんが各自でダウンロードして利用する形式に変更されました。ダウンロードは無償で、登録なども一切不要です。
【各種マウント画像】
|
|
|
「大型ブリッジマウント」
ステムクランプのほぼ真上にNEWTON本体が来る。
頑丈だがちょっとごつい。 |
ハンドル&ステムいずれにもつけられる「可変マウント」(標準付属品) |
交換可能な「ステアチューブマウントマウント」。
全金属製でがっちりしている。
バイク間の載せ替えが容易。
ちょっと価格が高くなる。 |
|
|
|
特製「延長マウント」。ステムクランプの
すぐ前方にNEWTON本体を置くことができる。
表示が見やすくスマートかつボタンが押しやすい。 |
特製「延長マウント」 |
マウントがついている細いカーボンパイプが回転・スライドできるので微妙な位置調整が可能!
小さなアクセサリを脇に搭載することも可能。 |
|
|
|
|
マウントがついている細いカーボンパイプを短くカットアウトして使うことも可能です。ご相談ください。 |
|
ご購入希望、またはご興味を持たれた方はどうぞお気軽に当店ハイロードまでお問い合わせください。お電話03−6413−7168ならばその場で詳しい仕様の説明やお見積もりもお出しできます。お待ちしています。
3)ハイロード青山の使用感レポート
6か月(3000km)ほど使用しての感想です。とくに旧iBikeユーザーにはわかりやすいと思います。
- 旧モデルでは無線ユニットがマウントに格納されていたが、新型ニュートンでは無線回路が一体化され、さらに全体の厚みが薄くなるなど外観が一層スマートになった。もともと大きくて見やすかった液晶表示部はさらに30%拡大されている。
- マウントから無線回路がなくなったため予備のマウントが劇的に値下がりし、2台目以降のバイクに使いまわすことが容易になった。
- 最新のデジタルセンサーを採用した風速センサー、気圧センサーの感度・精度は明らかに向上している。とりわけ横風や追い風での風速データがいっそう体感に近く「もっともらしい」ものになっている。
- センサーの進歩に伴い旧型では毎回走行前に必要だった「ウィンドキャリブレーション」手順が不要になった。このことはとても簡便になった。これはもう元に戻れない。
- バッテリーが内蔵・充電式になったのは基本的には進歩といえる。従来だと冬季は数時間で電池が消耗してしまうこともあったが、新型では軽量さを維持したまま公称40時間まで駆動時間を延ばすことに成功している。この点は冬になってはっきり恩恵を感じています。少なくとも丸一日程度のサイクリングでは全く支障ないであろうと思われます。もっとも充電忘れを防ぐため毎日走行後にPCにつなぎ継ぎ足し充電した方が良さそうです。また内蔵バッテリーの寿命が来たとき(約300回の充放電が可能という)、メーカーとしてどのような対応を取るのか未定であることには注意しておくべきでしょう。
- 防水についてはメーカー発表から期待していたのだが、残念ながら旧モデルから進歩しているとは思えません。自分のニュートンは普通の雨20分程度でばっちり浸水してしまいました(もっとも乾かして復活していますが)。浸水対策は神経質にとっておくべきと思います。
- ニュートンでは初期設定をパソコンを使ってする方式が標準となったが(パソコンがなくとも一応設定は可能)、これにより使用開始の段取りはだいぶ簡単になりました。
- 新型になってからも旧型時代と同様、ひんぱんにパソコン用ソフトウェアや本体ファームウェアがアップデートされていて、次々と便利な新機能が追加されている。たとえば最新のファームウェア「OS218」では標高をワンタッチでリセットする機能が付き、これにより走行中リアルタイムで標高を確認することが簡単になった。
このように当店ではiBikeシリーズを自分で使いこなしてノウハウを蓄積し、日本語マニュアルも独自に制作しています。きわめて廉価で、かつ超軽量のパワーメーターであるiBikeNEWTONにご興味をもたれたらぜひお気軽に当店までお問い合わせください。
iBike Proコーナートップへ
サイトマップへ
「ハイロード」ホームページトップへ
COPYRIGHT AOYAMA, HIROYASU 2012 All rights reserved.
(end of page)